【甘酒の基本】甘酒の種類と選び方、期待される効果まとめ

米麹甘酒 甘酒

健康・美容効果が注目され一躍ブームとなった甘酒

甘酒写真

初詣などで神社やお寺にお参りに行った時に飲むイメージの強かった甘酒ですが、
近年その健康・美容効果に注目が集まり一躍ブームに!
人気のある甘酒は品切れが続出し、出荷量は2012年からの5年間で4倍となるなど市場規模も急速に拡大しました。

そんな甘酒ですが、一般的に「甘酒」と呼ばれているものには「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の二種類があります。
製造法や栄養成分など、違いについてまとめました。

米麹甘酒とは

米麹(photo AC)

「飲む点滴」として一躍脚光を浴びたのがこちらの米麹甘酒
基本的に米麹と米を加水・保温して作られます。
(商品により米麹のみで作ったものや塩で調味されているものもあります。)
米に含まれるデンプンが、米麹の酵母・酵素の働きによってブドウ糖に変化しており、砂糖が入っていないのに強い甘味があります。

”甘「酒」”と名はついていますが、アルコール分を含まず小さなお子さんや妊婦さんも安心して飲むことができます

酒粕甘酒とは

酒粕(photo AC)

日本酒を絞った後の固形分である酒粕を溶きのばして作ったのがこちらの酒粕甘酒

日本酒は、米麹に酵母を加えて更に発酵させた「もろみ」を絞ってつくります。酒粕はこの「もろみ」から日本酒を搾ったあとの搾りかす。

酒粕を溶きのばしただけでは飲みにくいため、砂糖を添加して飲みやすくしています。

また、酒粕甘酒にはアルコール分が含まれるので注意が必要です。

米麹甘酒と酒粕甘酒、どっちが良いの??

 

「砂糖の添加とアルコール分の有無が大きな違いってことはわかったけど、結局どっちの甘酒のほうが良いの??」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

米麹甘酒も酒粕甘酒も元をたどれば同じ米麹からできたもので、どちらも栄養は豊富。

ただ、含まれる栄養素は異なるため、何らかの健康効果を期待して飲むのであれば目的に応じて選び分けが必要です。

疲労回復や美肌効果を狙うなら「米麹甘酒」

美肌(photo AC)

acworksさんによる写真ACからの写真

疲労回復に即効性のあるブドウ糖が豊富

酒粕甘酒と米麹甘酒の栄養素上の大きな違いの1つは「ブドウ糖を豊富に含むかどうか」

酒粕も元をたどれば同じ米麹からできているわけですが、酒粕の場合は含まれていたブドウ糖の多くが酵母の働きによりアルコールに変化します。

一方、米麹甘酒は米麹の酵素によりお米のデンプンがブドウ糖に変わった状態のものなので、ブドウ糖は豊富です。

ブドウ糖は単糖類というそれ以上分解できない一番小さな単位の糖で、摂取するとすぐに吸収され脳や体内でエネルギーとして使うことができます

そのため米麹甘酒を飲むと瞬間的な疲労回復につながる、という原理です。

抗酸化作用の強い「エルゴチオネイン」を含有

米麹甘酒にはビタミンCよりも抗酸化作用の強い「エルゴチオネイン」という成分が含まれていて、肌の老化を抑制する効果があるといわれています。また、紫外線を浴びても炎症を起こしにくくなるんだとか。

ダイエットや寝つき改善効果を狙うなら「酒粕甘酒」

ダイエット効果が期待される「レジスタントプロテイン」を含有

ダイエット(photo AC)

酒粕にはコレステロール排出や肥満抑制に効果があるとされる「レジスタントプロテイン」が豊富に含まれています。

「レジスタントプロテイン」とは難消化性たんぱく質のことで、たんぱく質でありながら食物繊維のような働きをする物質。レジスタントプロテインは蕎麦などにも含まれていますが、酒粕のレジスタントプロテインは脂肪を吸着しやすいのだとか。酒粕レジスタントプロテインは胃で分解されず小腸に達して脂肪を吸着し、便として排出します。

実験では便通改善や悪玉コレステロールの減少・善玉コレステロールの増加などの効果が見られたそう。(NIKKEI STYLE 便通、肌保湿、抗うつ… 酒かすのうれしい健康効果

眠気を誘う物質「アデノシン」を活性化

ぱくたそ(睡眠)

前述の通り酒粕は日本酒の製造工程で出てくる副産物ですが、日本酒製造に使われる清酒酵母には眠気を誘い深い睡眠へと導く「アデノシン」の活性作用があるとのこと。

日本酒にも勿論含まれますが、市販の酒粕甘酒はアルコール度数1%未満のものが多いのでアルコール分を多量に摂取せず清酒酵母を取り入れることができます(※酒粕自体にはアルコール分が8%ほど含まれます。自分で作る場合には希釈度合いと加熱時間によってアルコール含有量は変わるので注意!)

どちらの作用も捨てがたい!なら両方使った甘酒も

米麹甘酒と酒粕甘酒、それぞれに異なる栄養成分がありどちらも捨てがたい…という場合は両方使った甘酒を選ぶのも手。

市販品の場合

有名どころで言えば森永の甘酒や月桂冠の甘酒などが酒粕・米麹両方を使ったタイプの甘酒です。

  • 森永製菓㈱「甘酒」(夏は限定で「冷やし甘酒」もあり)
  • 月桂冠㈱「甘酒」

手作りする場合

市販品の場合は米麹・酒粕混合タイプの甘酒でも砂糖を使っている場合が多いですが、手作りであれば砂糖を使わずに米麹甘酒と酒粕のみで作ることもできます。

作り方は他の記事でまとめています。

【最強の甘酒?!】砂糖不使用・酒粕と米麹甘酒の甘酒レシピ
酒粕の甘酒も米麹の甘酒もそれぞれ違う長所があり、「どっちを飲めばいいの?」と迷ったら酒粕と米麹甘酒両方を使った甘酒を手作りしてみませんか?砂糖不使用・酒粕と米麹甘酒両方を使った甘酒のレシピとアレンジ方法をご紹介します。

 

米麹と酒粕、2つの甘酒の違いを楽しもう

米麹甘酒

米麹甘酒と酒粕甘酒、2つの甘酒の違いはご理解いただけたでしょうか?

含まれる栄養素や期待できる効果はそれぞれ異なり、それぞれに良さがあります。

またこの2つでは味も大きく異なるので、「飲む点滴」は米麹甘酒だけだから…と酒粕甘酒を敬遠せず(笑)、是非酒粕甘酒も試してみてくださいね!

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