農大関係者なら知らぬものはいない「もやしもん」
「もやしもん」は発酵食品をテーマにしたまんがで、農大・農学部など何かしら発酵の知識を学んだ人なら知らないものはいないとかなんとか。私は農大・農学部卒ではないのですが農大卒の友人に勧められて読み、発酵食品にハマったきっかけともいえるまんがです(ミーハー!)。
発酵食品好きで読んだことなければ絶対読んだほうがいいし、発酵食品が別に好きでなくとも一般教養として読んで損はないまんがです。今日はそんな「もやしもん」の紹介。
「もやしもん」ってどんなまんが?
「もやしもん」は農大を舞台に、菌を肉眼で見ることができる主人公・沢木直保(さわきただやす)の大学ライフを描いたまんがです(いわゆる学園コメディ)。
主人公は「菌が肉眼で見える」ので擬人化された菌がたくさん出てくるのですが、この菌がね!かわいいんですよね!見た目もかわいいし、口が悪くてちょっと武士っぽいところもかわいい!
ちなみに「もやしもん」の「もやし」は種麹のこと。主人公の実家は種麹屋(もやしや)となっています。「もやしもん」が主人公(とその周辺人物)のことを指しているのか、はたまたこの擬人化された菌たちのことを指しているのかはわかりません。(まあいずれにしろ野菜のもやしじゃないよってことです!)
2004年~2014年の10年間、講談社「イブニング」(2013年から講談社「月間モーニングtwo」)で連載されていました。テレビアニメ化も(深夜枠ですが)ドラマ化もされている人気まんがです。
「もやしもん」と発酵食品
「もやしもん」は全13巻ですが、大体1-2巻で1つのストーリーになっていて各ストーリーごとにひとつテーマになる発酵食品があります。例えば「農大でオクトーバーフェストを開催する」というストーリーでは(当然ですが)ビールがテーマ、とか。大きなテーマとして取り上げられているのはビール・ワイン・日本酒などアルコールが多いのですが(青年誌掲載だったから?)、主要な登場人物の1人に「樹教授」という発酵食品マニアのようなゼミ担当教授がおり、その教授がところどころで熱く各種発酵食品(味噌・醤油・納豆・チーズなどなど)に関する知識をものすごい文字数で教えてくれます。私は通常の(紙の)単行本を持っているのですが、文字数のせいで字が小さすぎて読みにくいくらいです(笑)
ストーリー展開の中で製造工程についても大抵説明があり、まんがなのでとってもわかりやすい。そしてところどころで擬人化された菌たちから人間にツッコミが入ったりして「もしかしたら菌の世界ってほんとにこんな感じなのかも」と想像を掻き立てられます。
発酵食品好きなら必ず一度は読んでみて!
というわけで「もやしもん」の紹介でした。
発酵食品好きなら絶対好きだし、発酵食品が好きでなくても発酵食品が好きになってしまうおそろしいまんが…!是非一度読んでみてくださいね!
ちなみに私、何度も読み返しているのですが上述の樹教授の説明がアツすぎて何度読んでも覚えられません(笑)樹教授の説明だけでまんがもう1冊作ってほしいです・・・
「もやしもん」のキャラ(擬人化された菌)は大人気なのでいろいろグッズ化や菌関係の書籍に使われたりしていますね。
発酵食品とは関係ないですがこちらも面白いです。
コメント
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